はじめに
データ分析や機械学習でデータを扱う際、カテゴリ変数や欠損値の処理は非常に重要なステップです。特に、カテゴリ変数はダミー変数(ワンホットエンコーディング)に変換して、モデルに適した形式にする必要があります。本記事では、Pandasを使ってカテゴリ変数と欠損値をダミー変数に変換する方法について解説します。
コードと解説
まず、以下のデータフレームがあるとします:
inputs, outputs = data.iloc[:, 0:2], data.iloc[:, 2] inputs = inputs.fillna(inputs.mean()) print(inputs)
このコードでは、データフレーム data から2つの部分を切り出しています:
inputsは、dataの最初の2列(インデックス0から1)を含んでいます。outputsは、3列目(インデックス2)のデータです。
その後、inputs に含まれる数値列の欠損値を、各列の平均値で埋めています。例えば、以下のようなデータになるとします:
| NumRooms | Alley |
|---|---|
| 3.0 | Pave |
| 2.0 | NaN |
| 4.0 | NaN |
| 3.0 | NaN |
ここで、NumRooms 列は数値データ、Alley 列はカテゴリデータを表しています。
ダミー変数の作成
次に、pd.get_dummies() を使用してダミー変数を作成します:
inputs = pd.get_dummies(inputs, dummy_na=True)
このコードの働きを分解して説明します。
pd.get_dummies()関数の役割:この関数は、データフレーム内のカテゴリ変数を複数のダミー変数に変換します。例えば、文字列などの非数値列があれば、それぞれのカテゴリに対応する0または1の列が生成されます。dummy_na=Trueの意味:この引数を指定すると、カテゴリ列に欠損値(NaN)が含まれている場合、その欠損を示すダミー列も生成されます。これにより、欠損値の位置を把握することができます。
上記のコードを実行すると、以下のようなデータフレームが生成されます:
| NumRooms | Alley_Pave | Alley_nan |
|---|---|---|
| 3.0 | 1 | 0 |
| 2.0 | 0 | 1 |
| 4.0 | 0 | 1 |
| 3.0 | 0 | 1 |
NumRooms列はそのまま保持されています。Alley_Pave列は、Alley列がPaveの場合に1、そうでない場合に0を示します。Alley_nan列は、Alley列が欠損している場合に1、欠損していない場合に0を示します。
結論
このように、pd.get_dummies() と dummy_na=True を使用することで、カテゴリ変数と欠損値を適切にエンコードし、分析や機械学習モデルに適した形式にすることができます。この方法は、カテゴリ変数の情報を保持しながら、欠損値も考慮するのに役立ちます。
Pandasの機能を活用して、データの前処理を効果的に行いましょう。