【AI-900】Azure AIサービスにおけるAIワークロードの概念とServerlessの役割

ワークロードとは何か?

ワークロード (Workload) とは、一般的にシステムやクラウド環境で実行されるアプリケーションやタスクの集合を指します。特にクラウドコンピューティングの分野では、ワークロードは特定の処理を実行するための計算リソースの負荷や処理の流れを意味します。ワークロードには以下のようなものが含まれます:


なぜ「AzureでAIワークロード」と呼ばれるのか?

AzureのAIワークロードとは、Azureクラウド環境でAI関連の処理を実行するための計算負荷を指します。Azureでは、AIを活用するために必要な以下のような処理をワークロードとして分類しています:

  1. 機械学習 (ML) モデルのトレーニングと推論

    • Azure Machine Learningを使用してモデルを構築し、クラウド上でトレーニング・デプロイする。
  2. 自然言語処理 (NLP)

    • Azure OpenAI ServiceやCognitive Servicesのテキスト分析APIを活用して、文章の感情分析や要約を行う。
  3. コンピュータービジョン

  4. 音声認識・合成

    • Azure Speech Servicesを使って音声のテキスト変換(STT)やテキストの音声変換(TTS)を実行する。
  5. ボットと自動化

    • Azure Bot Serviceを利用して、チャットボットを開発し、自然言語理解(NLU)を組み込む。

このように、AzureではAI関連の処理をクラウド上でスケーラブルに実行するため、それらの負荷を「AIワークロード」として定義しています。


Azure AIサービスにServerlessの思想は含まれているか?

はい、AzureのAIサービスにはServerless(サーバーレス)の思想が含まれています。

Serverlessとは?

Serverless(サーバーレス)とは、開発者がサーバーの管理を意識せずにコードを実行できるクラウドアーキテクチャのことを指します。Azureでは、インフラの管理をMicrosoftが担当し、必要な時に自動的にスケールし、使った分だけ課金されるモデルが採用されています。

Azure AIサービスとServerlessの関係

Azure AIサービスの多くはServerlessの概念を採用しており、開発者はAIのモデルを活用するためにサーバーやGPUの管理を行う必要がありません。 例えば、以下のようなAzure AIサービスはServerless的な特徴を持っています:

  1. Azure Cognitive Services

  2. Azure OpenAI Service

    • OpenAIのGPTモデルをAPIで呼び出すだけで利用可能。
    • モデルのデプロイや管理をしなくてもスケールする。
  3. Azure Bot Service

    • サーバーの管理なしで、チャットボットを開発・デプロイ可能。
    • Azure FunctionsなどのServerless基盤と統合可能。
  4. Azure Machine Learning (Managed Online Endpoint)

    • 機械学習モデルのデプロイ時に、自動でスケールするサーバーレスエンドポイントを提供。
    • インフラ管理不要で、負荷に応じてスケール。

結論

  • ワークロードとは、Azure上で実行されるAI関連の処理負荷を指し、「AIワークロード」はそのAI特有の計算負荷を指す。
  • Azure AIサービスでは、AIワークロードをクラウドで効率的に処理できるよう設計されているため、このように命名されている。
  • Azure AIサービスにはServerlessの思想が含まれており、開発者はインフラを意識せずにAI機能を利用できる。